招待状の挨拶文は基本的に以下のようになります。
1)頭語
2)結婚式・披露宴へのおまねきの文章
3)結語
1)頭語
「拝啓」「謹啓(きんけい)」「謹白(きんぱく)」です。
一般的には「拝啓」を使いますが、より丁寧な場合は「謹啓(きんけい)「謹白(きんぱく)」を使います。
「拝啓」「謹啓」「謹白」はいずれも「つつしんで申し上げる」という意味です。
上司といった目上の方には「謹啓」「謹白」を使うことになります。
招待状をプリントアウトする場合は、差出人毎に挨拶文を変えることができない事が多いため、そういった場合は「謹啓」や「謹白」を利用した方が良いと思います。
2)結婚式・披露宴へのおまねきの文章
文章は「挨拶文ライブラリ」をご覧ください。
【注意点】
句読点( 、。)は利用しません。
これは「区切り」や「終止符」を嫌う意味からきています。
一般的には「スペース」で調整します。
「別れ」や「結婚を繰り返す」ことを連想させる言葉を利用しません。
「忌み言葉(いみことば)」と言われるものです。
以下のような言葉は使わない方が良いとされています。
例えば以下のようなものがあります。
・夫婦の別離を連想させる言葉
切れる、離れる、終える、破れる、破る、割る、割れる、去る、忙しい、降りる、枯れる、疎遠、浅い、憂い、おしまい、返す
・再婚を連想させる言葉
戻る、戻す、繰り返す、繰り返し、再び、再度、再婚、再三、二度、二回
・不幸、不吉を連想させる言葉
終える、捨てる、忘れる、流れる、四、4、九、9、おしまい、ほどける、とんだこと、とんでもない、短い、相次いで、相次ぎ
・同じことを繰り返す重ね言葉
度々、くれぐれも、皆々様、重々、いろいろ、またまた、しばしば、次々、わざわざ、再三再四、たまたま、重ね重ね、いよいよ、再々
3)結語
頭語「拝啓」の場合
結語・・・敬具
頭語「謹啓(きんけい)」「謹白(きんぱく)」の場合
結語・・・謹白 または 敬白